製麺方法
大隈式製麺機による製麺方法の基本
ここでは大隈式製麺機による製麺方法の基本を説明いたします。
粉量の決定
通常、茹で上がった麺は粉の2.5〜3倍の重量になりますので、それを念頭に入れて必要な粉の量をお決めください。1食分は200grs〜250grsの茹で上がり重量が目安です。
加水混合
粉の量が決まりましたら、ミキサーの箱の中に入れて、適当な濃度の塩水(
参考A
を参照)を約粉3水1の割合で(雨天の場合は水を控えめに)徐々に加水してください。
あまり一度に加水しますと混合状態が均一になりませんので注意が必要です。約10〜15分で写真Aのように混合された状態になりますから、ミキサーより別の容器に取り出します。
写真@.
ミキサー部
写真A.
練りあがった粉
麺帯の粗製・合せ・仕上げ
まず切り刃のカバー(写真B-1)を取り付け、ロール開閉用のハンドルを回して隙間を1mm程度の開きに調節します。
写真B-1.
麺機:A流し台・Bロール・Cロールハンドル・D切り刃カバー
次に混合された粉(これを原麺といいましょう)を流し台に乗せ、スイッチを入れてロールを回転させた後、原麺を徐々に送ってやります。この原麺送りの要領はロール上に原麺がなるべく均一に供給されるようにサバキながら(写真B-2)上から拳で軽く押します。
押す場合には必ず拳又は押し込み器具で押し、絶対に指や手先を使わないでください。
不慣れなうちは最初は木ロールに巻き取れない煎餅状のものが何枚も出てくるかもしれませんが、これを集めてもう一度ロールを通せば木ロールに巻き取れる程度の粗作りの麺帯が出来ます。
写真B-2
写真C
同様の要領で粗成麺帯の木ロール巻をもう一本作ります。
次にロールの隙間を2〜3mm程度に開いて先に用意した2本の粗成麺帯を写真Cのように合わせて1枚の麺帯を作ります。この麺帯を2〜3回ほど仕上がりの厚さ(1.5〜2mm)になるまで、次第に隙間を狭くしてロールを通せば、きれいな腰の強い仕上がり麺帯が出来ます。
製麺切断
麺帯が仕上がりましたらこれを流し台にのせ、切り刃の上のカバーを取り外します。次にスイッチを入れ麺帯をロールに通して切り刃の上へ流してやれば麺線となます。
更に包丁により適当な長さに切断されておいしい麺が出てきます。
写真D.
製麺切断
参考@
別にそば用、きしめん用、中華用の切り刃をお求めいただけば、そば粉またはかん水をミキシングの途中で混ぜれば、前期の要領に準じてお望みのものが出来ます。ただしそばの場合はロールを通す回数をなるべく少なくした方が良いようです。また、一般にそば又は中華の場合は塩を用いないのが普通のようです。
参考A
ご参考までに塩水の濃度及び中華用かん水の用法を略記します。
塩水濃度
水1リットルに対し塩50g(冬場)〜90g(夏場)。
気温が低ければ塩分を薄くし、高ければ濃くします。
中華用かん水の用法
かん水は一般には粉末状のかん水が製粉会社の販売店を通じて売られています。
小麦粉4Kgsに対し粉末かん水50gs(1.2〜1.5%)を加え、加水する前に2〜3分間ミキサーにかけてやれば小麦粉と粉末かん水が良く混ざり合います。これに所定量の水(前述の粉3水1の割合)又は2〜3%のうすい塩水を徐々に加えてミキシングします。
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