丸素材を旋盤により研削代を残して荒加工した後、砥石研削盤で仕上げるという作業方法を採用されているところが多いと思いますが、これを本機に置き換えれば一台で両方の作業が出来ます。これにより、旋盤作業におけるチャッキング・芯出し時間の省略、切削能力向上による時間短縮、さらに砥石研削盤よりも本機のほうが切削能力が優れるので、その加工時間もまた短縮できる等、総合して大きな利点があります。
例1)某シリンダーメーカーにて:
外径φ100×L6,000厚肉パイプを従来は長尺旋盤により長時間かけて素材の黒皮を削り、次に砥石センターレス研削盤にかけて仕上げていました。これを本機に置き換えたところ、生産性は約6倍に向上し、しかもこの場合取り代を10mmから約2mmに減らすことが出来ました。
例2)某フォークリフトメーカーにて:
フォークリフトについている油圧ピストンロッドを、従来は旋盤加工後、高周波焼入れをし円筒研削盤で仕上げていました。これを材料購入時取り代が1mm程度になるように押さえて本機に置き換えしたところ、生産性は3倍に向上し、材料は一本当たり約3kgs節約できました。
実績詳細
③旋盤+砥石研削盤の複合作業に換る仕事
使用目的:③旋盤+砥石研削盤の複合作業に換る仕事