立軸両頭平面研削盤

G・EをはじめICパッケージ関連企業、大手企業に多数の実績

本機は難削材工作物の平行面を同じに高精度・高能率に研削します。
立軸で対向するカップ型ダイヤモンドホイールの二端面間を工作物が通過することにより、工作物の平行面を同じに研削加工できる両頭平面研削盤です。

立軸両頭平面研削盤の特長

①立軸構造により機械の操作性が非常によく、ロータリーキャリアの前後に工作物の供給装置と搬送装置を設ければ無人運転が可能。
②立軸構造により機械の床面積が非常に小さくて経済的であると共に、一人数台持が可能。
③ベース・コラム・サドル・砥石台等が厚肉鋳物構造構成で剛性が高く、振動の減衰能が高いため高精度研削が可能。
④砥石軸を始め各個所とも、剛性を十分留意した構造になっているため、高能率・高精密研削が可能。
⑤機械の操作性とメンテナンスの容易さを十分検討した機械。

立軸両頭平面研削盤の構造

①大径アンギュラーボールベアリングに保持された高剛性の立型砥石軸は、剛性の高いコラムに上下対向して高精度に取り付けられております。
②上砥石軸は、コラムの直角二面にまたがる広いすべり面で頑強に保持されたサドル上に取りつけられ、昇降ネジで上下送りが可能。工作物に合わせて目盛ハンドルで精密に高さ調整できます。
③精密研削に備えて、砥石軸の傾きを微細調整できます。
④ロータリーキャリアのポケットに工作物を入れ、キャリアを回転させることにより、工作物の両平面が研削されます。
⑤キャリアの回転軸は大径テーパーローラー軸受けでしっかりと保持され剛性が極めて高くなっています。
⑥高剛性のベース上に砥石軸を保持するコラム・ロータリーキャリアを保持するフレームがしっかり取りつけられた一体構造になっているため、機械全体の剛性が極めて高くなっています。
⑦大量の研削液を漏れなく流すため、研削液受けは水盤構造になっています。

立軸両頭平面研削盤の仕様

加工能力 工作物の高さ×幅 30×30mm
砥石寸法 ダイヤモンドホイール寸法 φ220mm
砥石軸回転数 0~4000r.p.m.
砥石切込量 総送り量/ハンドル1目盛 100mm/0.01mm
キャリアの直径 φ360mm
キャリア回転数 連続送り 1~3r.p.m.
間ケツ送り 任意設定可能
駆動モーター出力 砥石軸用モーター 2.2Kw-4P×2台
キャリア用モーター 0.4Kw-4P
クーラント用モーター 0.2Kw-4P
所要床面積 幅×奥行き 900×1450mm